コーヒー豆の焙煎度合いは8段階に分けられています。度合いの表現は、数値ではなく名称で呼ばれています。煎り度合いが浅いほど「酸味」、深いほど「苦味」が主役となった味わいになります。
2つ以上のローストをまとめた形で分類して「浅煎り」「深煎り」などと呼ばれている事もあり、下表がその一例です。しかし中分類は、消費者に向けて分かり易くした表現と言える一方で、コーヒー提供者によってまとめ方が違う場合もあり、何となく分かった気がするような曖昧な表現とも言えます。深煎りに至っては、4種のローストをまとめています。よって、「深煎り豆使用」といえども焙煎の度合いの幅が広く、その分味も違ってきます。
細分類 |
中分類 |
ライト・ロースト |
浅煎り |
シナモン・ロースト |
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ミディアム・ロースト |
中煎り |
ハイ・ロースト |
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シティー・ロースト |
深煎り |
フルシティー・ロースト |
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フレンチ・ロースト |
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イタリアン・ロースト |
煎り度合いによる違いは、味の他に価格にも影響してきます。焙煎は、生豆の状態から内部にある水分を自然乾燥や焙煎によって飛ばしながら、抽出時の味わいを調整します。長い時間高温で煎るほど水分も少なくなり軽くなります。同じ重さの焙煎済みの豆であっても深煎りになるほど使用する生豆や燃料や人手も若干ながらも多くなりコスト高になります。
当店TOPページでも「深煎り豆」使用と表現しておりますが、細分類で言うところの「フレンチ・ロースト」「イタリアン・ロースト」の豆を使用しております。(ストレートコーヒーは除きます。)苦味が主役なブレンドコーヒーをお試しください。